PMBOK 7TH 全体図
これは、PMBOK6版以前の内容がなくなるということを示すわけではなく、その上レイヤの定義をして、そこをPM領域ともします、ということで理解をしている。
今まではこれらはプログラムマネジメント(PgMP)の領域であり、狭い領域のプロジェクトの実行者であったPMPをより高いレイヤにもっていこうということと、プロセス、成果物志向のPMBOKからチームワーク中心のアジャイルへとの統合を行うためチームワークを中心としたプロセスへの変更をするための判断だったのだろう。
価値提供システムというと何だろうということになるが、例えば企業であれば、部(ポートフォリオ)、課(プログラム)、配下プロジェクト(プロジェクト)みたいな感じでとらえるとわかりやすいかも。これらを「コンポーネント」と呼ぶ。またコンポーネントに共通的に影響する要素を環境と呼んでいる。例えば運用(マニュアル)、ポリシー(ルールとか)、手順(プロセス)、方法論、フレームワーク、統治メカニズム、あとは書いていないけどITも含まれるはず。
価値提供システムで重要なのはコンポーネントの間で下記を相互作用させることだ。それをどう構築するかがPMBOKの中でのテーマとなる。
・目的とフィードバックの提供
・促進とサポート
・作業を実行し、洞察を提供
・専門知識の提供
・ビジネスの方向性と洞察を提供
・リソースと方向性を提供



